野菜や果物に水を加え、それらをミキサーで混ぜた物がグリーンスムージー。 作り方は簡単なのですが、なんとなく効果が実感できない・・・。 そんな方は、正しいスムージーの作り方と飲み方を試してみましょう。

1 デンプン質の野菜は使わない いも類、にんじん、ブロッコリーの茎、ズッキーニ、カリフラワー、キャベツ、かぼちゃ、オクラ、トウモロコシなどのデンプン質の野菜は使わないこと。なぜなら、でんぷん質の野菜はフルーツと一緒に摂ると、腸内でガスが発生しやすくなるからです。

 
 
2 一種類の野菜だけ、あるいは、たくさんの野菜を入れすぎるのもよくありません 同じ種類の野菜だけを毎日摂ると、偏りによって体に不調をきたす場合があります。ローテーションで色んな野菜を使いましょう。 しかし、たくさんの野菜を詰め込むこともよくありません。植物の栄養価を最大限に取り入れるため、そして消化器官に負担をかけないために、レシピはなるべくシンプルにしましょう。

3 野菜・フルーツは皮ごと入れる

野菜とフルーツはよく洗い、皮ごとミキサーに入れましょう。特に色の濃い皮には、ポリフェノールがたくさん含まれています。

フルーツの多くは、皮と果実の間に栄養素がたくさん含まれているので、皮を剥かずに、そのまま入れてましょう。 4 食材はよく混ぜましょう ミキサーの中に加えて良いのは、野菜、フルーツと水だけです。食材を最初に細かく切り、少し長めにブレンダ―にかけることでなめらかなスムージーが仕上がります。

 
ブレンダーでしっかりと混ぜ合わせることで、野菜とフルーツに含まれる栄養素を包む頑丈な細胞壁が破裂され、体が吸収しやすい状態になります。 ミキサーがジューサーか? 生の野菜やフルーツにはたくさんの酵素が含まれています。 ミキサーでもジューサーでも生野菜やフルーツから酵素を取ることはでますが、酵素は熱に弱いため、高速回転で熱を発するミキサーだと一部の酵素が破壊されてしまいます。 そのため、より多くの酵素が取れるジューサーを使用することをお勧めします。 ただし、ジューサーでも高速タイプのジューサーだとミキサーと同じで酵素を破壊してしまいますのでスロージューサーと呼ばれる低速タイプのジューサーを選びましょう。 正しい飲み方は? まず、飲む時間、時期について、空腹時に飲みましょう。胃になにもない状態で飲むことでスムーズに腸まで届き、スムージーの栄養素が吸収されます。また、飲んだ後は40分~1時間は何も食べない方が、吸収の妨げにならないので、効率よく栄養素が吸収されやすくなります。
 
次に、飲む量について、1日に1~2リットルが目安の量となります。まずはコップ1杯から始め、慣れないうちはフルーツの割合を全体の8割程度にしておくと飲みやすく仕上がるでしょう。