酵素サプリメントにおけるミネラルとは?
ミネラル(mineral)は、一般的な有機物に含まれる4元素(炭素・水素・窒素・酸素)以外の必須元素である。無機質、灰分(かいぶん)などともいう。 糖質、脂質、蛋白質、ビタミンと並び五大栄養素の1つとして数えられている。
日本では13元素(亜鉛・カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・銅・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・モリブデン・ヨウ素・リン)が健康増進法に基づく食事摂取基準の対象として厚生労働省により定められている。 生物の種類や性別、成長段階によって必要な種類や量は異なり、すべての要素は適度な量を摂る事が良く、欠乏症だけでなく過剰摂取も病気の原因ともなる。 ミネラルは人の体内で作ることは出来ないため、毎日の食事からとる必要がある。
※ウィキペディアより
このように、ミネラルという栄養素は私たちの体内で作ることができないので、食事など外部から摂取する必要があります。中でも、植物は土壌中のミネラルを根から吸収しているので、その植物を食べることで、ミネラルを取り込むことができるわけです。
栄養素としてのミネラルは、大きく分けて多量ミネラルと微量ミネラルに分類されます。多量ミネラルは比較的多量に必要なミネラルで、微量ミネラルは少量が必要とされるミネラルです。
多量ミネラルには、カルシウム、リン、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、塩素、硫黄などがあります。一方、微量ミネラルには、鉄、マンガン、銅、ヨウ素、亜鉛、コバルト、ホウ素、モリブデン、ケイ素、セレンがあります。
さらに少量ながら必要なものとして、ビスマスやストロンチウムなどの超微量ミネラルもありますが、栄養科学は今も発展の途上にあり、生化学的な役割の全容が判明していないミネラルも少なくありません。なので、自然な植物性食物を食べることでバランスよいミネラルを摂取することができるでしょう。
人体は、神経系機能、細胞内反応、構造系、酵素機能、ホルモン機能などにミネラルを使っています。ひとつひとつのミネラルが体内で特有の役割を果たしているだけでなく、いくつもの役割を兼ねている場合もあるので、どのミネラルも欠かせない存在です。特に、体内の代謝過程で活躍する重要な酵素のほとんどが、必要なミネラルが介在しないと働けなくなってしまいます。
例えば、マグネシウムには、約300種類の酵素を活性化させたり、ホルモンを活性化させたり、その他の化学反応を助けたりする働きがあります。したがってエネルギーの産生、遺伝情報を担う核酸(DNA、RNA)やたんぱく質の合成、有毒物質の解毒といった、体内のさまざまな代謝にかかわっています。
また、体内のカルシウムのほとんどが骨と歯に存在し、これらを作る材料になっています。骨はカルシウムの貯蔵庫の役割も果たしています。血液中のカルシウム濃度は常に一定に保たれる仕組みになっており、血液中のカルシウム濃度が下がると、骨に貯蔵されているカルシウムが放出され、正常な濃度を保つ働きがあります。
そのため、カルシウムが不足する状態が続くと骨のカルシウムが抜けてスカスカになり、骨粗鬆症が引き起こされたり、放出されたカルシウムが血管に沈着して動脈硬化の原因になったりします。
微量ミネラルは必要量こそ少ないものの、栄養素としての重要性が軽微なわけではありません。例えばマンガンは体内の組織や臓器に広く存在し、いろいろな酵素の構成成分になったり、酵素を活性化したりして、結合組織の合成や酸化防止などをはじめとする、体内の代謝に広くかかわっています。植物性食品に多い栄養素ですが、いろいろな食品に含まれているため、通常の食生活をしていれば不足する心配はほとんどありません。
しかし、もし不足した場合は、骨格の異常、骨粗鬆症、生殖能力の異常、肌荒れなどが起こりやすくなるほか、代謝が悪くなって、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を引き起こす原因になります。成長期の子どもでは、発育不良になる可能性があります。
同じマンガンでも、体に利用できない形態で大量に取り込んでしまうと毒となり、パーキンソン病のような神経変性疾患に関与することも明らかにされています。ですから、健康のためには適量を正しく摂取することが大切です。
他にも、カリウムは主に細胞の内側に多く存在し、神経伝達、筋肉のけいれんの予防、栄養素を細胞に取り込む過程、血圧の調節に関与しています。ナトリウムとのバランスが大切で、日本人の場合、ナトリウムに対してカリウムが不足することによる高血圧が問題になっています。
体にとって必要な各種のミネラルを充分確保する最善の方法は、幅広い種類の新鮮な野菜と果物を食べることです。過去60〜70年にわたる農業の工業化と化学肥料(窒素、リン、カリウム)の使用が相まって、私たちが口にする農産物が栽培されている世界中の表土において、クロロフィル(植物の光合成に不可欠なミネラル)の中心物質であるマグネシウム、亜鉛、セレン、クロム、マンガン、モリブデン、ケイ素など、あらゆる多量ミネラルと微量ミネラルが枯渇傾向にあります。
土地の健康はそこで育つ農産物の、そしてそれを食べる私たちの体の健康につながっています。ですから、昔から行われてきたように、生ゴミを堆肥にし、被覆作物を植え、多様な作物を輪作し、土壌中の微生物の活動に影響を与えないよう除草剤や殺虫剤の使用を最小限に抑える、といった土を良好に保つための工夫が大切なのです。
オーガニック栽培は産業革命前の農業活動とも言えます。食べ物の育つ環境から重要なミネラルが不足している今こそ、先人たちが築いた知恵をこれからの健康のために生かす時なのかも知れません。
ライフプラスの酵素サプリメントは厳密に管理された食物を素材にしていて、必要なミネラルが十分に摂れるように配合されています。
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