あなたは、コップに水が半分残っているのを見た時、半分が空っぽであると思いますか?

「まだまだ足りない」「もっと欲しい」「もっと良くしてくれてもいいのに」というような気持ちを完全に断つことは、容易ではありません。

それでも自分の思考や感情にしっかりと向き合ってみると、気の持ちかたや行動を変えていける可能性があります。

ネガティブな思考は健康にも影響を及ぼします。ストレスホルモンを増やして体内で暴走させ、心臓病や肥満に陥る可能性もあります。

では、すでに身についてしまったネガティブ思考の習慣を、どうすれば変えることができるのでしょうか?

自分のネガティブな思考や悲しみ、怒りなどの感情を否定したり、悲しみや怒りを最小限に抑制しても、何の解決にもなりません。なかったこと、あってはならないこととしてしまうのではなく、しっかりと把握した上で視点をポジティブに変えていくことが重要なのです。

まずは内にあるネガティブな感情や経験をそのまま受け止めることです。
それから、手放すなり、変換するなりして、別の角度から物事を捉え、ポジティブな人間関係や健康、全体像へと向かていくのが健全な対処法です。

ところがネガティブな感情は、増大しやすい傾向があります。それは今までの経験から習慣的な思考パターンが身についてしまっているからです。その思考パターンを認識するため、代表的なものを「罠」に例えてみます。

フィルタリングの罠
フィルタリングとは、ある状況から好ましい要素をフィルターで濾し取って、通過してきた悪い要素だけに意識を集中してしまうというパターンです。

例えば、一日の仕事の大半がうまく片付き、全体的には上出来なのに、終業時に完了できなかったことが2つ残っていました。家に帰ってからもやり残したことが頭から離れず、悔やんでいるとしたら、フィルタリングの罠にはまっています。

翌日もっと頑張ろう、という気持ちは同じでも、その日うまくいったことに意識を向けた方がポジティブ思考でしょう。

自責の罠
ネガティブな状況に陥った時に、自分のせいだと考えていまうことです。例えば、同僚や隣人がなんとなくよそよそしかったり、言葉少なくにち去ったりした時、すぐに自分が何か悪いことしたのだろうか、と思うタイプです。

たとえ、人が普段と違う言動をしたとしても、理由は色々な可能性があります。そして、そのすべてがあなたと何の関係もない場合も多いでしょう。気にし過ぎないことです。

破局の罠
最悪の結論に囚われるのがこの罠です。例えば、夜中に実家から電話があったら、悪いニュースに違いないと思うタイプ。悲観し過ぎですね。心の準備が必要なこともあるかもしれませんが、万が一に常に備えているのはストレスでしょう。

両極端の罠
白黒どちらかで物事を判断し、グレーゾーンのない思考パターン。極端な “完璧主義” の思考パターンです。例えば、『すべての仕事で良い結果を出さねばならない。1つでも失敗があれば、他が成功していたとしても、全て失敗したも同然なのだ』

このように考えれば他人にも自分にも満足することができなくなってしまい、いつも不満を抱えることになります。人生楽しくないでしょうね。

では、以上のようなネガティブな思考パターンから抜け出すにはどうしたらいいでしょうか?

具体的な方法として、日に何度か定期的に自分の内面に意識を向けてみるとよいでしょう。

1日に2回か3回、携帯のアラームなどを利用して、ほんのひと時で構いませんので、自分が何を考え、どんなことを感じているかよく見つめて下さい。気付くことが最初の一歩になります。

他者と自分を比較するのでもなく、
誰かの生き方を真似たり、憧れたりするのでもなく、
シンプルに、自分に起こったことを受け入れる。

新しい体験をして、期待していたのと違う結果になっても、
それを嘆いたり、失望するのではなく、
まずは受け入れること。
その上で、ささやかな感情の変化や日常を見逃さないこと。

私たちにとって、本当の豊かさというのは、
物理的なことでなく、
日常的に内面的な感動をどのぐらい多く感じられるか
で、決まるのではないでしょうか?

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