食事のバランスガイドで食生活を見直しませんか?

食生活と健康はきってもきりはなせない関係です。
私たち日本人は健康への意識が高く、食事内容にも気を使っている人が多いので、いまさらご紹介するまでもないかもしれませんが、
本日(2017年1月8日付)の産経新聞の記事を抜粋して、ご紹介します。

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図は産経新聞インラインより

国立がん研究センターなどの調査で、食生活が乱れている人は、バランスが取れている人より死亡リスクが最大で約18%も高いことが分かってきた。世界有数の長寿国・日本を支えてきた日本型食生活を心がければ、乱れは回復できるという。

こちら世界のセレブたちも日本食を取り入れていますね。ヨーロッパでも日本食ブームで、「日本食=健康そう」というイメージもあります。

 

■食生活のお手本

 一口に食事バランスといっても、一般の人にはなかなか分かりづらい。そのため国は、日本人が健康的な生活を送るための正しい食事のお手本として「食事バランスガイド」を公表している。厚生労働省と農林水産省が2005年に共同で作成。1日に何をどれだけ食べたらいいかについて、コマの形のイラストで分かりやすく解説した。

 優れているのは、「タンパク質を何グラム、脂質を何グラム」などという栄養素別の書き方ではなく、どんな料理をどれぐらい食べましょう-という身近で具体的な示し方をしている点だ。利用者は、いちいち栄養計算をしなくても済む。

 ガイドでは食事を(1)主食(ごはん、パン、麺)(2)主菜(魚、肉、卵、大豆料理など)(3)副菜(野菜、きのこ、いも、海藻料理など)(4)牛乳・乳製品(5)果物(6)菓子・嗜好飲料(7)必要エネルギー量-の7つのジャンルに分類。

 菓子・嗜好飲料と、年齢や生活環境で変わってくる必要エネルギー量を除き、(1)~(5)のそれぞれを1日の食事でどれだけ取ればいいかを示している。

 コマの形になっているのは、上の大きい部分の料理ほどしっかりとたくさん食べるべきであることを視覚的に表現するため。コマの芯は食事に欠かせない水とお茶で、運動をしっかりすることでコマが安定して回転する様子も表す。菓子・嗜好飲料はコマを回すひもとして描かれている。

 それぞれの料理ジャンルをどれだけ食べればいいかは、1つ2つと数える「SV数」という単位で単純化して表現。1日の食事の基本形は、主食が5~7つ、副菜が5~6つ、主菜が3~5つ、牛乳・乳製品と果物はそれぞれ2つというバランスが理想的ということになる。

 1日分の具体的な分量は主食が中盛りごはん4杯程度、副菜は野菜料理5皿程度、主菜で肉・魚・卵・大豆料理から3皿程度、牛乳・乳製品は牛乳180ミリリットルびん1本程度、果物はみかん2個程度に相当する。

最近は炭水化物を少なめで蛋白質多めというのが、ダイエッターの間では主流になっているようですが、これについてはまた後日記事にしたいと思います。食生活の多様性で色々な食材をバランスよく摂ることが大切だと思います。

■15年間の調査で検証

 バランスの取れた食生活は、本当に国民の健康維持に役立つのか。実は、これまで具体的に検証されたことはなかったという。

 そのため、国立がん研究センターなどが1990~98年に、全国の男女10万人(調査開始時40~69歳)を対象に、食事内容のバランスを調査。さらに、その中から循環器疾患、がん、肝疾患のいずれにも該当しなかった8万人を15年間にわたって追跡調査し、食事バランスの適切さと死亡との関連を検証した。

 まず、調査で判明した8万人の食事内容について、バランスガイドの料理7ジャンルそれぞれを、適切に摂取しているかどうか10点満点で評価。合計点が高い順に4グループに分け、15年間のうちに死んだ人がどのグループに属し、死因が何だったのかを分析した。

 その結果、全死因を含む総合評価では、数値が大きいほど死に至るリスク度合いが高いことを示すハザード比という指標でみると、評価点数が低く食事バランスガイドに沿った食事をしていない人ほど死亡リスクが大きく、点数が高く適切な食生活の人ほど小さい傾向が見て取れた。

 最も点数が低いグループの死亡リスクは、最も高いグループを約18%上回っていた。また点数が10点増えるごとに死亡リスクが7%低くなることも分かった。

実際に調査結果で証明されたというのは説得力ありますね。
40歳以上の調査ですが、もっと早くから食生活に気を付けたら、もっといい結果がでるのではないでしょうか?

■脳血管疾患と顕著な相関

 死因別では、正しい食生活との相関が最も顕著だったのは脳卒中をはじめとした脳血管疾患だった。評価点数が最も低いグループの死亡リスクは、最も高いグループを28%上回って最大の落差となり、点数が10点増えるごとのリスク低下は11%にも上った。

 特に主菜についての評価点数が高い人ほどリスクの低下が顕著。諸外国の研究でも同様の結果が得られており、肉や魚を適切に食べる人ほど脳血管疾患のリスクが低いということが、世界的に確認された格好だ。

 次に相関が顕著だったのは、高血圧や動脈硬化、心筋梗塞などに代表される循環器疾患だ。点数が10点増えるごとに死亡リスクが7%下落。副菜、果物の得点が高い人ほどリスクが低下していた。

 海外でも、野菜や果物の摂取量が多い人ほど循環器疾患のリスクは低いとする研究結果が出ており、それが改めて裏付けられた。

 また、統計学的な関連を確認するまでには至らなかったが、がんによる死亡でも、正しい食生活をする人ほど死亡リスクが低い傾向がうかがえるという。

 研究チームは「野菜や果物の適切な摂取が、消化器系のがんリスク低下と関連している可能性がある」と報告している。

菜食主義者もいますが、蛋白質を肉や魚介類以外から摂ることもできますね。昨年は友人二人が乳がんの手術を受けています。乳がんのリスクを下げるためには乳製品を控えるよう勧められているそうです。

食生活が健康維持に大切なことは充分周知のことですが、毎日毎食、食事内容のことを考えるのもストレスですね。

足りない栄養素を補うために、サプリメントを取り入れることも1つの手段だと思います。天然素材の酵素サプリメントなら体への消化吸収も新鮮な食材と同様、いや、調理などで栄養素が失われない分、もっといいと思います。
 

 

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